大人のADHDは特別な才能なんかに期待するな!

生活

最近、メディアでは一芸に長けたADHDの方や自称ADHDの芸能人がテレビやネットニュースに

取り上げられることが多くなりました。

精神科の初診予約が半年待ち、関連書籍が多く出版され、所謂、発達障害バブルが

巻き起こっています。

ADHDという障害は持ってるけども、「普通の人にはない特別でクリエイティブな才能がある」

いう取り上げられ方をします。

芸能人やアーティスト・スポーツ選手に実はADHDでしたとカミングアウトされる方が

多いとされています。

「才能が活かせる場所ではキラキラと輝いて生きてます!」という部分だけが

フィーチャーされ、当事者で全く輝けてない者からするとなんとも居た堪れない気分に

なります。

何故なら、得意なものや好きなものなんて1つもない方も多いからです。

やれる事は人並み!やれない事は人並み以下。

実際、一般的にADHDやその他の発達障害を持って生活してらっしゃる方は

絶望的な話ですが苦手なことはとことん出来ず、得意じゃないけど普通に

できることはホントに人並みしか出来ないというのが現実です。

周りのみんなが普通にできることが全く出来ずに悩みながら生活してる人も多いと思います。

  • 時間がも守れない。
  • ケアレスミスが多い。
  • その場の空気のそぐわない発言をしてします。

 

など苦手なことをあげると切りがないかもしれません。

やれる事をひたすら磨き続けることが心の安らぎをもたらすという実感を得た体験談。

 

彷徨えるADHD
彷徨えるADHD

でもー、ホントに何をやったらいいか、わからないよ〜(汗)

という方に是非オススメするのは

  • 出来なくて落ち込んで自己肯定感を落とすようなことは一才しない。
  • 小さな好きを大事にする。
  • できる小さな事をアップグレードすること!

ということ!

転職サイトや専門サイトではよくADHDはアーティストに向いてるなどど言いますが

そんな事は全くありません!

たまたまADHDの過集中が賜物となった結果が現れただけです。

ADHDの過集中が許される環境が整っていたごく一部の例だと思います。

ましてや大人になってからいきなり音楽を始めたり、文化的、美術的な物を始めても

何者かになれるなどということは期待しないほうがいいでしょう

趣味でやる分には大賛成ですけど。

出来なくて自己肯定感を落とすようなことは一才しない。

例えば、今の仕事や環境が退屈になったので全く違うカテゴリーの環境に飛び込む!

これは飛び込むにはかなりの無理があります。

例えば、店舗スタッフの方がいきなり大工さんの見習いに入ったりなど違う環境に身を置くと

お得意の不注意やケアレスミスの連発で一気にテンションは奈落の底に落ちるでしょー

たとえ、違う環境に身を投じることに興味があっても入念な準備の元、

始めるなど工夫が必要でしょー。

小さなスキ!を大事にする。

今はSNSなどのネット社会ですので、いろんな情報が簡単に手に入るので、それを利用して

日々のちょっとしたスキ!な事も敏感にキャッチにして深掘りしてみることをオススメします!

たとえば、推しのアイドルの巡礼巡りの際はちょっと映えに気を配った写真を撮ってインスタに

上げたり、プチサイトを作ったりして、この時ばかりはADHDのデメリットとされる

衝動性をメリットに変えて行動してみてください。

好きなコーヒーの産地の事を調べたり、道具を変えてコーヒーを淹れてみたりしてそれを動画にして

ネット上にどんな形でもいいので発信してみるなどの行動で

自分の小さな好きをチャンスの変換できるようにしておくことをオススメします!

できる小さな事をアップグレードすること!

私がやってた具体的な例で言うと、焼肉屋のアルバイトで肉を焼く網を掃除する担当だった時、

網は普通に綺麗にできるとこまでできたら、今度は使っている洗剤の量をできるだけ少なく

使いつつ網はちゃんと綺麗に磨ける工夫をしてみる。

あるいは1枚洗うのに5分かかってのが3分でできるようにするなど。

誰も褒めてくれないし、喜んでもくれないけど、小さな自信になり自己肯定感のアップになります。

ADHDの成功のは小さなことのアップグレード

些細な事を疎かにせず、

  • やれる事をひたすら磨き続けることが心の安らぎになる!
  • 小さなことの積み重ねがADHDや発達障害を持つ大人(おじさん)が成功する道!

これに尽きると私は思っています。

53年間もがいたADHDおじさんの体験記でした。

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